HTML バリデーション・修正ツール - コード品質を即座にチェック

Web制作やCMS運用でHTMLを編集する際、タグの閉じ忘れや属性の引用符欠落など、構造エラーが発生することがあります。そこで、ブラウザ上で即座にHTMLの問題を検査・修正できる「HTMLバリデーション・修正ツール」を開発しました。
このツールを使えば、コードの問題を瞬時に発見し、整形済みのHTMLを取得できるため、開発効率を大幅に向上させることができます。
主な機能
1. HTMLタグの構造チェック
- 閉じタグの欠落を検出(例:
<div><p>テキスト</div>
→</p>
がない) - タグの入れ子ミスを発見
- 不適切な要素配置を検出(例:
<table>
内の<meta>
タグ)
2. 属性のバリデーション
- 引用符の欠落を検出(例:
width=600
→width="600"
が正しい) - 非推奨属性の使用を警告
- 重複IDの検出
3. 自動整形機能
- HTMLコードを見やすくインデント
- 整形済みコードをワンクリックでコピー
- 元のコードと比較しやすい形式で出力
4. わかりやすいエラー表示
- エラーと警告を色分けして表示
- 行番号と列番号を表示
- 具体的な修正方法を提案
技術スタック
- Next.js 15(App Router)
- TypeScript
- html-validate(HTMLバリデーション)
- js-beautify(コード整形)
使い方
- HTMLバリデーションツールにアクセス
- 問題のあるHTMLコードをテキストエリアに貼り付け
- 「検査する」ボタンをクリック
- エラーと警告の一覧を確認
- 「整形済みHTML」をコピーして使用
開発の背景
Web制作の現場では、HTMLコードの品質チェックが重要です。特に複数人で開発する際や、CMSでコンテンツを編集する際に、HTMLの構造エラーが混入しやすくなります。
従来のバリデーションツールは、外部サービスへのアップロードが必要だったり、設定が複雑だったりと、気軽に使えないものが多くありました。そこで、ブラウザ上で完結し、誰でも簡単に使えるツールを開発しました。
OpenAI APIなどの外部サービスを使わず、オープンソースのライブラリ(html-validate、js-beautify)のみで実装することで、無料で安定して運用できる仕組みを実現しました。
ツールの特徴
無料・登録不要
アカウント登録や料金は一切不要です。ブラウザでアクセスするだけで、すぐに使い始められます。
プライバシー保護
入力したHTMLコードは外部サーバーに保存されません。すべてブラウザ内で処理されるため、機密情報を含むコードも安心して検査できます。
リアルタイム処理
検査ボタンを押すと、即座に結果が表示されます。待ち時間なくHTMLの問題を確認できます。
活用シーン
- Web制作の品質チェック: 納品前のHTML品質確認
- CMS運用: WordPressやその他CMSでの記事編集時のチェック
- 学習: HTML初学者のコード学習ツールとして
- デバッグ: エラーの原因を素早く特定
今後の展開
このツールは本サイトで無料公開しており、誰でも利用できます。今後は、より詳細なエラー説明や修正例の表示、カスタムルールの追加など、機能拡張を検討しています。